施設見学会ー社会福祉法人 青葉仁会ー
今日は職員15名で外部施設の見学に行きました。
訪問先は奈良の「社会福祉法人 青葉仁会」です。
青葉仁会は、奈良で入所施設や居宅介護、生活介護や就労支援事業など、様々な事業を展開しておられます。
今回は「カフェ＆ベーカリー Crambon」「デリカテッセン イーハトーヴSora」「カフェレストラン ハーブクラブ」の3施設を訪問しました。
青葉仁会はどの施設でも、就労の場では、就労継続支援、生活介護、どちらの利用者にもかかわらず、「はたらく環境」「人から認められる環境」として積極的に参加し、レストランや厨房、アート作品などのモノづくりを通した支援を行っておられます。
また、理事長の榊原さんがアウトドア好きということで、屋外での体を動かす活動にも積極的に取り組んでおられるとのことでした。
まずは、「カフェ＆ベーカリー Crambon」では就労支援部長の小出さんから青葉仁会の概要の説明を受けました。青葉仁会では入所、通所といった仕事内容や場所の違いに関わらず、全職員が、収益をしっかり上げて、利用者に還元していくという思いを持って、モノづくりにこだわり、レストランだけでなく、おせち料理の予約販売など様々な企画を打ち出しておられました。
その後、施設内で作られた、専用の窯で焼かれるフランスパンを始めとする焼き立てパンが食べ放題のランチメニューをいただきました。
続いて「デリカテッセン イーハトーヴSora」を訪問。こちらではデリカテッセンでの販売だけでなく、セントラルキッチンで施設内で提供される料理やレトルトカレーなどの食品の製造が行われ、商品管理も含め、一般の食品工場のような設備で作業が行われていました。
ここで作られるレトルトカレーの「世界に一つだけのカレー」は様々な種類が製造されて、人気の商品でしたが、その他にもプライベートブランドの製造請負も行っておられ、広く事業展開をされていました。
最後に「カフェレストラン ハーブクラブ」に訪問。
山小屋風の建物は、アウトドアメーカーの「mont-bell」と提携して手がけた縫製品を販売する店舗も併設されていました。コーヒーや紅茶の他にもいろいろな効能を持った漢方茶もいただけ、隠れ家的な雰囲気のスペースになっていました。
ここで急遽、近くにある「あおはに 満天ひろば」にも訪問することになりました。
広い駐車場を擁した道の駅風の建物で、中ではハーブから石鹸を作る作業や、雁皮を使った和紙の製造、縫製品の製造をするスペースが広がり、隣には施設内で製造したものだけでなく、地域の方々の生産した野菜や卵を販売するスペースがありました。
ぐんぐんハウスでも楮から作った、手漉き和紙を製造販売しています。プロの作家とコラボした絵葉書やいろいろな形をした色紙は大変参考になりました。
今回の施設見学は、他事業所の取り組みを知る良い機会でした。食品からアート作品、雑貨品と幅広く、多彩な作業内容は、利用者のできることを活かして、「はたらく環境」「人から認められる環境」づくりに積極的に取り組んでおられる姿勢を感じることが出来、今後のぐんぐんハウスに必要なものだと感じました。
最後に、お忙しい中、たくさんの人数にもかかわらず、こころよく受け入れ、丁寧に説明をしてくださった、青葉仁会の利用者、職員のみなさまに深く感謝をいたします。
詳細は青葉仁会さんのホームページから御覧ください
